やっぱり野口晴哉

『背く子　背かれる親』野口晴哉、毎晩目からウロコがボロボロですわ。子は親に背くのが自然

背けないのは、氣力がないから

背かれた親は、それを喜ぶべし

仲良し親子などと言って喜んでいる場合ではないのだ、ははは。

そういや、私も22歳までは「親の言いなり」だった。

だから失神もしたのか、と今更ながら思い当たる。

からだは頭より賢い。

母を振り切って上京しひとり暮らしを始めたのが、いい潮時だった。

あのままだったら、親に背くタイミングを逃していた。

背いて「ひとりで生きる」力をつけることが、つまるところの親孝行。

親は背かれることを嘆くなかれ。

動物は子離れ、親離れを自然にするのだ。

人間だけができない。

野口晴哉門下の方々もそれぞれ、素晴らしい活躍をされているけれど、さすがに源は格が違う。

亜流でなく、まず本筋、本流を知ることの大切さ。

そこを押さえられたら、全体が見えてくる。

子育てに限らず、人間関係や猫とのつきあいにも通じる。

アドラー心理學もよいけれど、日本にこんな思想家がいたことを誇りに思う。

この夏は、改めて野口晴哉を全踏破するぞ。

いずれ「猫塾365訓」でお話ししてゆくつもり。

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