2018年 04月 02日
中沢新一『熊楠の星の時間』 |
昨夜から中沢氏一『熊楠の星の時間』を読んでいる。
熊楠と明恵がつながった!
やっぱり、やっぱり、ねぇ。
去年、栂尾高山寺に行っておいてよかった。
高山寺の土宜法竜と熊楠の交流、
深い部分でつながっている熊楠と明恵。
星の時間
劇的な緊密な時間、運命を孕むそんな時間は、
個人の一生の中でも歴史の帰路の中でも希にしかない。
星のように光を放ってそして不易に
無常変転の闇の上に照る(シュテファン・ツヴァイク)
和歌山に暮らす意味をずっと考えているが、
この本にそのヒントがあるように思えてならない。
熊楠が研究していた粘菌類、
生も死もない摩訶不思議な存在。
▼引用
粘菌は分類学上の植物でもなく動物でもなく、
生存において生でもなく死でもなく、
生死が重なり合う全体運動を続けている
これって「死生観」にリンクしてくる壮大な発想だなぁ。
刺激を受けまくって興奮している。
今朝Amazonに続けざまに熊楠関連の本を発注した。
まだまだ読んでいなかった本がたんとある。
「無知」を知ることが學びの一歩だ。
必ずリンクして、輪になっていく予感。
いつも目の前に必要なものが現れる。
by cs-nanri
| 2018-04-02 08:26
| 本がなければ