2018年 06月 21日
内田樹シャワー |
晴耕雨読、連日、内田樹シャワーを浴びている。
本に線を引き、書き込み、
ノートに抜き書きをし、
「うーむ、そういうことか」
とかなんとか、しょぼい考えを巡らせつつ……。
内田センセは長年神戸女学院という私立大学で教えてらした。
女子大生の趨向を見てきて……。
で、大きな勘違いをしている生徒が多いと。
「ワンランク上の自分」に取り憑かれた人は簡単に壊れる。
興味深い事例として、かつてAV女優志願者は「JJ」の読者が多かったんだとか。
「JJ」に載ってるようなファッションはそれなりにお金がかかる。
で、手っ取り早くお金になる仕事は、ってことらしい。
内田センセは言う。
自分の限界を知り、その資源のなかから優先順位をつけて配分していきなさい、と。
人は夢と現実を同時に生きなければならない。
夢見る夢子ちゃん、十代ならまだ笑って許せる。
「仕方ないよな、まだ子どもだから」と思う。
しかし、50、60になってもそこのバランスがとれないとみっともない。
可能性を最大化するには、可能性にも限界があると知って、
この可能性を大切にする、ことを解く。
たしかになぁ。
“Will”を優先させる場合でも、自ずとそこには自分の力量が関係してくる。
それを無視して「JJ」を目指してもねぇ。
しかし、可能性を最大限に活かしている人は見てわかる(ような氣がする)。
もひとつ
自己中心的というより、「自己」がほとんどない状態の人が増えてきている
そうそう最近、「芯」を感じさせる人が減っている。
自己がないから、まわりに振り回されてしまう。
自己がないから、話が通じない。
ま、もっとも「自己」自体、怪しい存在ですがね、ははは。
仕事とは、適切なメッセージのやりとりをすること
はっきり言ってコレにつきる。
いちいち説明しなければならない
場の雰囲気をつかめない
タイミングを誤る
スムーズなやりとりができない
自己評価が高過ぎて、人の話を聞かない……。
今後、この手のコミュニケーション感度が悪い人はますます生きづらくなると思う。
コミュニケーション感度=身体能力
身につけるにはお稽古が必要
でも、今お稽古の機会がどんどん減ってきている。
そして、傷つきたくない、という意識が強すぎる。
世の中全体が「傷つかないように」「傷つけないように」にと
こころにもないことを言ってその場しのぎをする。
(まぁ、私もときにはするけどさ)
あのね、言っとくけど、傷つかずに成長するなんてあり得ないから。
成長なんか望んでないもん!
ああ、そうですか、だったら一生、そのままでいなさい!
(はぁはぁ、なんか興奮してしまった)
内田本を読んでいると、ついつい話が長くなる。
あっちゃこっちゃ話が飛ぶ。
あ、コレは前からか。
なんでも内田センセのせいにしてはイカン。
今朝はBlogに書きながら頭の整理をしている南里でした。
by cs-nanri
| 2018-06-21 08:23
| 本がなければ