2019年 04月 30日
『あわいの力』安田登 |
あっちとこっちをつなぐ不思議な力
能楽師の安田登さんの『あわいの力』を興味深く読んでいます。
帯のキャッチコピー
古代人には「心」がなかった
「心」が生まれて3000年
「心の時代」と言われる現代、
自殺や精神疾患の増加が象徴的に示すように、
人類は自らが作り出した「心」の副作用に押しつぶされようとしている
ふむふむ、おもろい。
これまでやってきたからだの使い方とリンクしてくる。
野口晴哉、甲野善紀、内田樹、片山洋次郎、そして安田登。
能と日本人の死生観、そうか、そうか。
なるほど、そうだよなぁ。
そして「學び」について、次のような言葉がありました。
「学び」というのは、役に立たなければ立たないほど面白い。
その通りなのよ〜。
例えば「猫の學校」に実用性や即効性を求めてくる人は、学びに継続性がないの。
「役にたつ」より「面白いなぁ」が大事なのに、ね。
そんな思いでGGやってますねん、ははは。
GGは遊び、遊びながらからだに浸透していく。
じわじわ効いてくる。
うふふ、いつの間にか「學び」の魅力に引き込まれていくのさ♫
そもそも役に立つからやる勉強って下品だと思うのです。
就職のために資格を取るとか、いい学校に入るとかって、極端な話
「高給取りになって安定した生活したい」っていう欲望ですもんね。
「學び」は心底ワクワクするもの、
「知りたい」と熱望するもの、
そういうものじゃないかしらん。
追伸:「ホワイトカラー」のニール・キャフリーのデスクに置いてある彫像はソクラテスと判明。
作品を2度見て、分かりました。
なぜ天才詐欺師ニールがソクラテスの彫像を飾っているか、ここには脚本家の目指す意味があるはず。
で、今ソクラテスも読んでいます。
by cs-nanri
| 2019-04-30 08:45
| 本がなければ