チャドウィック・ボーズマン「42 世界を変えた男」

メジャーリーグ初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンと彼を支えた会長・ブランチ・リッキーの実話。

昨日43歳という若さで大腸がん亡くなったチャドウィック・ボーズマンがいい。

会長のハリソン・フォードもいい。

「大事なのはやり返さない勇気を持つことだ」

コレ、コレですよ。

イチローも背番号「４２」をつけて試合に出たのだと思うとつくづく感慨深い。

「４２　世界を変えた男」
アメリカの強みはこうした映画を作れる（作れた）こと。内田樹先生が『サル化する世界』で書いておられる。アメリカ映画は、「アメリカの権力者たちがいかに邪悪な存在でありうるか」を物語を通じて、繰り返し、繰り返し国民に向けてアナウンスし続けている。　「比較敗戦論のために」P.154
だから、アメリカではデモ活動が活発に行われるのかな。
日本にもマイノリティーからの発信を支える文化があれば、今のような独裁に近い国にならなかったのでは。
安倍さんが辞めても危険な状態であることに変わりはない。せめてこのくらいの危機感はもっていた方がいいと、政治無知のワタシですら思う。

静かに声を上げ続けて行こう。

おかしいものはおかしい、と。

違和感に対して敏感でいよう。

「嘘をついてもいい」とか「言い逃れすれば責任は問われない」とかいうおかしな風潮に麻痺してはいけない。