2020年 12月 26日
チャドウィック・ボーズマンの遺作「マ・レイニーのブラックボトム」 |
ネトフリでチャドウィック・ボーズマンの最後の作品「マ・レイニーのブラックボトム」を観ました。チャドウィックの恩師デンゼル・ワシントンが製作している。
これ、黒人の歴史やブルースの成り立ちを描いているだけじゃないと思いました。 今の日本でも、一部の権力者によって同じような搾取が行われている。 黙って虐げられるのが習い性になってないか? 声をあげるのは勇氣がいる、続けるのはエネルギーがいる。 でも、それを放棄したら四角い空を見上げるしかない。 チャドウィックが出演した作品はどれも誇りと勇氣を与えてくれる。
これから、何回も見直して行くことになると思います。
ブルースの母、マ・レイニーがレコード録音するスタジオ。
黒人が白人に窃取されていた時代(ある意味、今もなのかもしれませんが……)、あ、ブラック・ライブズ・マターなんだ、と思いました。
そして、舞台を観ているようでした。
チャドウィックが力づくでドアを開けたら、そこは小さな壁に囲まれた空間だった。
見上げると、遠くに四角の空があり、そのときの彼の表情といったら。
by cs-nanri
| 2020-12-26 08:41
| 映画と舞台と美術館