2021年 01月 06日
江戸庶民の知性 中沢新一『熊を夢見る』から |
江戸時代、大地震が起こったとき鯰絵なるものが大人氣となったそうです。
地下で鯰が暴れたから地震が起こった、と。
それをだれも本氣で信じたわけじゃない。
しかし、こういう物語によって、目の前の悲惨すぎる状況を乗り越えようとする知性が江戸の庶民にはあった。
今の時代、こうした知性が欠けているのではないか、と著者は書いています。
非常に腑に落ちる話なので、1/17(日)ことば塾のテキストにして、みなさんと今の状況を明るく乗り切るヒントを探したいと考えています。
昨夜観たキリアン・マーフィ主演「プルートで朝食を」もカラッと明るく、思わずニッコリしてしまう映画でした。
女装のキリアンもうるわしく、堂々として素敵です。
困ったときこそ笑ってみせる
オーマイガーな対応策しか出せないガースー政権を嘆くとキリがありません。
いっしょにお馬鹿になってはいかんやろ。
せめて、「プールト……」のキトゥンのように前を向いて笑って生き抜きましょう。
by cs-nanri
| 2021-01-06 10:01
| 本がなければ

















