2022年 01月 22日
避難体験を経て考えたこと |
先週土曜日に起こったトンガの海底火山爆発による津波警報で、蔵に避難した実体験から考えたことをいくつか。
1.猫を連れての避難場所を想定し、備品を準備しておくことは大事
私一人で避難所に5匹の猫を同行するのは到底不可能、かつまわりの人に迷惑がかかる可能性もあるため、以前から蔵の2階を避難所に決めていたことはよかったと思います。
「迷わない」、このことが重要です。
緊急時は時間が勝負になるので、日頃からのシミュレーション、ぜひやっておきましょう。
2.自分自身の安全確保
実際には、警報音で警戒マックスになったヤムヤムを捕まえられず、蔵に移動できたのは4匹でした。
で、ヤムヤムを捕まえようとして、右手に爪が食い込み、軽い怪我をしました。
自分自身が安全に怪我をしないことが、猫たちを護るためには絶対必要です。
次回からは無理して捕まえようとせず、せめて首輪をつけるにとどめようと考えました。
万が一、外に出てしまった場合でも時間が経てば必ず家に戻るので、ここはヤムヤムを信頼しましょう。
名前の入った首輪を準備すること。
ハーネス、リードもあればさらに安心。
3.家に猫を残す場合
ヤムヤムを残した部屋のエアコンはつけたままにしたのですが、異常事態に怯えた彼は暖かい部屋ではなく、寒い廊下の天袋に固まっていました。
たぶん、その影響で数日後、軽い膀胱炎になりました。
さいわい、万が一の常備薬(消炎剤、抗生物質)を投与し、通院せずすぐに回復しましたが、大きな要因は若く体力があったからだと思います。
これを避けるには、2に連動しますが、極力無理やりを避ける。
空調に関しては、確実に安全な状態であることが条件です。
場合によってはエアコンは消し、潜り込んで自身の熱で暖をとれるようなものを用意しておく。
それから、普段からのコミュニケーションを一層密にすること。
毎晩、ヤムヤムを抱っこして避難心得を話すようになりました。
大丈夫、真剣に伝えようとすれば、ちゃんと通じます。
4.キャリーケースはハードタイプがあると安心
蔵への移動はソフトタイプのキャリーを使ったのですが、蔵でハードタイプに切り替えました。
ソフトは内部が狭いため、長時間閉じ込めるのには向きません。
防寒のため、ハードタイプの中に暖かい毛布を敷き、さらにケース全体を大きな毛布で覆いました。
あとで分かったのですが、わこがおしっこをしていました。
ペットシーツも敷くべきだったと反省。
結果として約8時間、ケースに閉じ込めていたわけですが、この間チューブのちゅーるでだいぶご機嫌取りをしました。
ものは使いようです。
猫さんたちの大好物を知り、万が一の備品に入れておきましょう。
次回、蔵に移動したら、玖磨ちゃんに使っていたソフトケージ(XLサイズ)を組み立てて、おっさんずはいっしょにいられるようにしようと考えています。
緊急時、こころの平安をいかに保つか、これがかなり重要だと実感しました。
ずっとスマホでニュースを聞いていたのですが、音声をオフにすれば良かったです。
緊迫したニュースの雰囲氣が伝染しますからね。
私に伝染した恐怖や不安が猫たちにも伝わる。
耳の聞こえないなっちゃんだけ、悠々としていたのが印象的でした。
蔵でトイレも使ったのはこのお方だけ。
あとは私自身が慌てないこと。
やることやってベストを尽くしたらあとはじたばたせず通り過ぎるのを待つしかない。
ちなみに私は、蔵にあった『和楽』の伊藤若冲特集を読んでました。
すぐに動けるからだを維持すること。
半年前から体質改善に取り組んでいて、本当に良かったと思います。
からだに痛いところがない、薬を飲まずに済んでいることに感謝です。
なにかあったとき、なにをしたら生き延びられるのかを判断できる心身でいる。
日々、ご機嫌元氣で生きることの大切さを肝に銘じたいと思います。
by cs-nanri
| 2022-01-22 10:24
| ピピピッピッ!