2022年 09月 09日
食べること |
昨日に引き続き、森田真生さんの本から。
ドイツのルドルフ・シェーンハイマーの実験を例にした、次の文章(181ページ)
~食べることは単にカロリーをとることでも、栄養を摂取することでもなかった。精緻に調べてみると、食べることは、文字通り自分の体の一部が、食べられるものに置き換わっていく過程であることがわかったのだ~
ネズミを使った実験で、食べたものがどこに行くのかを調べたところ、体内で分解されたあと、その半分以上が脳や筋肉、消化器官や骨、血管、血液など、あらゆる組織や臓器を構成するたんぱく質の一部になっていた。
つまりですよ、私たちは食べ物によって作られ、生かされているってことです。
普通によく言われることですし、私自身も「猫の學校」で云うフレーズ。
で、昨夜の氣づきは、ジャンクを食べ続けていたら、自分のからだがジャンクにとって代わられるってことです。
実は16時間断食でオートファジーの発動を促す暮らしになってから、調味料を厳選するようになったのです。
安い麺つゆ、ケチャップ、マヨネーズ、サラダドレッシングなど使わなくなった。
使うのは、おのころ塩、オリーブオイル、千鳥酢、本醸造本みりん、マヌカハニーなど。
安心できる食材と、いい調味料があれば、余計なものはいらない。
先日、久しぶりに人工甘味料たっぷりの菓子を食べたところ、違和感があって途中で食べるのを止めました。
頭が痛くなった。
そして食べてる最中に胃がもたれる感じ。
これ、お酒もです。
毎日あんなに飲んでたのに、「もう要らない」って、からだが云う。
からだが前とは違う細胞に置き換わったんだと思います。
でね、だったら、通常食べるものは素性がはっきりしない怪しいものをとってはいけないな、と。
ファストフードとコンビニで買ったものばかり食べてたら、そういうニンゲンになっちゃうからね。
安物食べてたころの私の精神状態は決して健全ではなかったと、今わかる。
怒りやすかったり、不安だったり、疑ったり、と負の要素に支配されていたんじゃないかな。
安全で上質なものを、丁寧に調理して味わう。
自分自身がそうできなければ、猫さんの食事にだってできるわけがない。
突如として、そう閃いた。
森田さん、氣づかせてくれてありがとう。
さぁ、お待たせ、昨日の子にゃんこ。
by cs-nanri
| 2022-09-09 09:19
| 本がなければ