2022年 12月 07日
上橋菜穂子『蒼路の旅人』 |
今年の夏以降、ずっと続いている上橋菜穂子フェア。
これだけの品ぞろえは東京でもなかなかないのでは? 東京時代、プラの容器が嫌いで、いつも探すのに苦労していました。 ここなら好みの鉢容器が見つかりそう。
おしゃれな糸島に、またひとつ素敵な店舗ができました。 こういうお店ができるということは、それを欲する需要があるってことですよね。 都会からの移住者が急増している証拠かな。
近くに産直の「志摩の四季」や「DISO」,イオンなどがあるのも便利です。 自然豊かな環境で都会のハイセンスを享受できるのはありがたいわぁ。
歯医者の件もあったせいか、もはやムリして博多、天神に行かなくてもいい、と思う今日この頃。 こうなると都会に出る必然性は特定の店、エンタメ、文化的なイベントくらいかも。
ということで、今日はここまで。 ありがとうございました。
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守り人シリーズは全10巻の壮大な物語、7巻目の『蒼路の旅人』を先日読了の際、ウォンウォン声を上げて泣きました。
おいおい、いい加減ショローなんだから、そんなに泣かんでも、とも思うんですが、抑えようとすると嗚咽になる。
嗚咽はなんかからだに悪そうだし、せっかくのひとり暮らしですから、文句あるかい?
実は上橋本は、ラストで号泣必至なんですよ。
私の場合だけか?
もう、お約束レベル。
こちらも「氣持ち良く泣くぞ」ってこころづもりで読み進みます。
守り人シリーズは主人公が女用心棒のバルサと皇太子チャグムの2パターンあります。
最初はバルサが主人公だったのが、物語が進むうちにチャグムが躍り出てきた。
宮から出たことのなかったチャグム皇子が、あることをきっかけに女用心棒バルサと行動をともにするうちに、目を見開かれ、内からの成長を遂げていく。
この過程もおばちゃん的にはすごく好きなんですが、『蒼路の旅人』では16歳になった彼が今度は少年から青年に変わっていく過程が描かれます。
過酷な現実と大人社会の中で、一国を背負わなければならない立場での選択、勇氣、決断、実行が試される。
これを読みながら、チ・チャンウクさんが出てた『奇皇后』がダブりました。
チャンウクさん演じる皇子とチャグムがかぶるんですよ。
最初頼りなくて、世間知らずな皇子が、女用心棒に支えられながら、いっちょ前のオトコに成長していく韓国時代劇。
長編過ぎてまだ途中なんですが、私の中でチャグムのイメージはチャンウクです。
『蒼路の旅人』はチャグム皇太子が主人公の巻。
上橋作品はテンポが早く、なおかつ思いもかけない展開で、毎回ハラハラドキドキなんですが、この巻は特に、です。
ファンタジー要素が抑えられ、チャグムの心的描写と魅力的な脇役ヒューゴにショローの心拍数はバクバクですじゃ。
一応児童書なので、文字が大きいのがすんごくいい。
小難しい本より、良質な児童書ですよ、みなさん。
昨日はオープンしたばかりの「グリーンピクニック」を覗いてきました。
【猫楠舎Sale 拡散希望】
by cs-nanri
| 2022-12-07 10:18
| 本がなければ