2023年 03月 03日
買ったり、貰ったり、借りたり |
おはようございます。
昨日は「買ったり」、「貰ったり」、「借りたり」の1日でした。
特別でない特別、倖せはこうしたなんでもなさそうな日常の中にある。
先日、庭に面したポーチを整理して、ちょっとしたスペースが出現しました。
春先、ここで読書したいわ~
と考えまして、以前から目を付けていたリクライニングチェアをAmazonでポチリ。
このところお買物改革で消耗品以外の買い物を控えていたので、ポチる前に、
ホントに使うか、ジブン?
と何度も己に問いました。
コレなら車にも積めるし、アマプラ&ネトフリタイムにも使うので買って良し、
と判断しました。
到着した椅子は、折りたため、軽量で、座り心地もよい。
さっそく読書と韓ドラ鑑賞を試してみて、十分満足しました。
天氣の良い日はポーチでぼーっとしてもいい。
ってことは、ポーチの掃除をする習慣につながるってことです。
ワタシ命名「頑固オヤジの店」で桜とネコヤナギを買いました。
「前回買った青文字、よかったです」
「もう、花が開いたでしょう?」
「そうですね、青い蕾から黄色い花になるまで、長い間楽しめました」
いつも無言のオヤジですが、花について尋ねると、けっこう饒舌になる。
「これ、どうぞ」
ストックの花束をおまけしてくれました。
「ありがとうございますっ!」
不愛想で氣難しいなオヤジですが、素通りできずに通ってしまう。
決しておまけしてくれるからではないですよ。
面白い野菜や、他では売っていない木の花があるからです。
最寄りのコミュニティセンターに立ち寄り、リクライニングチェアが入っていた段ボールを資源ゴミに出しました。
糸島はゴミ出し日以外でも、資源ゴミを受け付けてくれる場所がいたるところにあって便利です。
昨日はゆっくりコミュニティセンターのロビーを見る余裕がありました。
そしたら、ミニ図書館があったのです。
糸島市には3つの市立図書館がありますが、どこも車でいくしかない。
でも、このミニ図書館なら徒歩圏内です。
そこで目に飛び込んできた文春文庫・佐藤愛子『血脈』(上中下)3冊。
なんでまた、ここで佐藤愛子に会うかな?
咄嗟に身構えるショロー。
つい先日記述した内田樹『死と身体』の表紙には、北海道・浦河の写真が使われているのですが、私にとって「浦河と言えば佐藤愛子」。
浦河は超常現象が起こりやすい場所らしいんですね。
そこに別荘を建てた佐藤愛子が様々な心霊体験をした話が、忘却力抜群の私の脳裏にクッキリ刻まれている。
ということは、こりゃ因縁? 佐藤愛子を読め、と?
こういうときは直感に従う。
『血脈』(上)を1冊持って、フロントに行く。
「コレ、お借りしたいんですが」
「はいはい、ここにお名前を書いてくれたら、返却期限はありませんから」
なんとゆるくて素敵なコミュニティセンターなの。
昨夜、さっそく読み始めたら、スピード感半端なく、登場人物も無類に面白い。
愛子さまの佐藤家ヒストリー。
あの詩人サトーハチローは、愛子さまの異母兄弟だったんですな。
この八郎がトリックスターとなって、物語が展開していく。
むふ、今日はリクライニングチェアで『血脈』、読みましょう。
日々のささやかな倖せ、今日もご機嫌元氣に参りましょう。
by cs-nanri
| 2023-03-03 10:19
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