野の花と氣配り |
おはようございます。
今朝も雨、窓からの山並みを覆う靄がゆっくり左から右に流れていく。
優雅な遠景に見とれていたら、目の前のデッキにドライフードの吐き戻しがこんもり。
近所の猫さんが来てるようです。
でも、ここで吐かなくてもねぇ、ハハハ。
昨日の散歩でこんな花を摘みました。
ムスカリ?
野生化したルリムスカリのようです。
野のムスカリの風情もいいですが、ガラス花瓶に生けたらおしゃれになりました。
懐かしいシロツメ草、子どものころ、この花をたくさん積んでは編んで遊びました。
これは葉っぱに模様がありますが、私は模様のないシンプルなクローバーがいいな。
今度、少し移植させてもらおう。
牧場の黒猫さん。
散歩先にはいくつかの牧場があり、そこには必ず猫さんがいます。
こんちは~
牧場の猫たちは人慣れしていて逃げません。
我が家のタオとヤムは来客があると、ピュッと姿を消します。
昨日も網戸の打ち合わせをしている間、出てきませんでした。
お客様大好きはわことちぃちぃ。
役割分担ですね。
デッキ網戸はガラス戸が特殊な構造のため、割高になりそうです。
でも、これからの季節、締め切って24時間換氣というのも味氣ない。
猫脱走予防ネットで見積もりを出してもらうことになりました。
安全と快適に投資しましょう。
窓についているロール式網戸についても相談しました。
「手前にこの(Amazonで購入)脱走防止ガードを付けようと思うんですが」
「そうですね、DIYで十分でしょう。なんなら工事のとき、ついでにやりますよ」
「わお、じゃ、材料を調達しておきますね~」
自由裁量で、ちょっとしたことをやってもらえるのは非常にありがたいです。
キャットシッティングの現場でも、
「ついでに、〇〇もやっておきますね」
〇〇はグリーンの水やりや郵便物の取り込み、簡単な掃除などでしたが、お客様には喜んでいただきました。
猫さんのお仏壇にある花の水替え、お命日に花一輪供えたこと、お線香をあげたこと。
これは後で氣づかれたお客様から、わざわざ丁寧なお手紙をいただきました。
本来、氣配りは目だないようにやる。
言う必要はない。
だれも見ていないからこそ、誠実に。
そういう仕事を継続するために、ジブンを律する言葉が必要だった。
これが「31訓」です。
でもね、実は猫さんが見ているんですよ。
そして、部屋に残るワタシの氣配、敏感なお客様はそれを感じ取る。
ですから仕事を通じて、目に見えないものに対しての興味がどんどん増えていきました。
目に見えなくても「ある」もの。
猫たちからは見えるもの。
そういう「あわい」とか「境界」に位置するもの。
ここ、日本人が得意とする分野だと思います。
シッターは引退しましたが、今も「猫たちはなにを見ているのか」と考えます。
どうあっても、ジブンと同じとは考えにくい。
この「自分とは違う」感覚の存在がそばにいるとですね、おのずと謙虚になれるように思うんですが、いかがでしょう?
ワタシの場合、ヒトにはなかなか謙虚になれませんが、猫だと素直に受け入れ、己を改めることができる。
だから猫師匠。
ってこと、今日もお付き合い、ありがとうございました。
今日もご機嫌元氣な1日を。