朝倉・お花見ドライブ |
おはようございます。
昨日は、川辺ご夫妻のいとこさん宅で開催中の「不細工人形展」を拝見しに、朝倉市に伺いました。
いたるところで桜が満開、ここ数年、こんな豪勢な花見はありませんでした。
九州の春、緑の麦畑、黄色い菜の花、薄桃色の櫻花、うつくしか~。
大宰府出身の川辺パパ、朝倉出身のケイコさんのガイドで、ベストタイミングな観光地巡り。
あの菅原道真が働いていた政庁跡、ここは間違いなく四神相応の地。
山に抱かれ、なだらかに広がる道、自然と氣持ちが清々しくなる。
満開の桜並木、愛でる人たち、紙飛行機を飛ばすおじちゃんたち。
いいなぁ、いいなぁ。
朝倉・秋月の桜並木は平日にも関わらず、かなりの人出でした。
桜のトンネルを歩く人はみんなニコニコ。
店舗や出店が多く、買い物欲を刺激してくる。
ここは、ワタシのお買物改造計画を試すいいチャンス。
見るだけ、見るだけ、見るだけなのよ~。
そんな魅力的な満開の桜並木の真ん中あたりに位置する秋月中学校。
木造の体育館からは、剣道の掛け声が聞こえてきて、まるで映画シーン。
校舎もとびきり素敵でした。
こんな校舎で學べる生徒さんは倖せですねぇ。
中村哲さんがアフガニスタンに導入した技術の大本「山田堰」を見学できたのには大感激でした。
最新の機械や技術者ではなく、江戸時代に築造された山田堰を参考し、一般の人たちが作り、また修理もできるようにした中村哲さん。
筑後川の大きな水の流れを力で抑え込むのではなく、「ほら、こっちに流れたらいいんじゃない?」「こっちもあるよ~」といった形で堰をデザインした昔の人の知恵にも、それを採用した中村哲さんにも頭が下がります。
山田堰の見下ろす場所には大楠がそびえる恵蘇八幡宮がありました。
おまけに水時計(漏水)に出会えた。
ちょうど韓国映画『世宗大王 星を追う者たち』のなかで、この時計を見ていたワタシは、おお―ッとなりました。
まさか、朝倉でお目にかかれるとは!
おまけにこの神社の上には、斉明天皇のご陵がありました。
山田堰を一望できる高台のなんとも清々しい空氣に感動感激感謝でございます。
さて、最後は古賀さん宅の「不細工人形展」です。
不細工どころか、なんとも愛らしいお人形さんたち。
足を突き出しているのが可愛いですね。
川辺ご夫妻の作品群がこれまた度肝を抜く素晴らしさで見応え十分。
ひたすら「スゴイ、スゴイ」の連呼でした。
なんとホストの古賀さんは韓国の大学で19年も教えていらした方で、韓国ネタでも大盛り上がりとなりました。
特に室内で飾られていた「千字文」に目が釘づけとなったワタシ。
「『奇皇后』でチ・チャンウクが必至で暗記していたのが、コレか~」
1000の文字、これが4文字×4でひとつの詩になっている。
「今はハングル語になったので、漢字を使える人が減ってしまったのは残念」
とおっしゃる古賀さんに、激しく同意のワタシです。
ちなみに先の『世宗大王』はハングル文字成立の話でもあります。
展示を堪能後、お手製の道明寺にお抹茶、おぜんざいまでご馳走になりながら、たーくさんのお話を伺いました。
なんと満ち足りて素晴らしい日か~
帰り道も桜三昧、夢のような景色の中をドライブして糸島に。
春の完璧な1日、ありがとうございました。