2023年 03月 31日
芋ずる賢治の読書生活 |
大干ばつのアフガニスタンに、ふるさとの山田堰の技術を導入し、緑化を成功させた中村哲さんが主人公の絵本です。
汚れちまったショローのこころが洗われる、そよ風のような中村哲さん。

といった宮沢賢治を思います。
以前にも書きましたが、中村さんは賢治の『セロ弾きのゴーシュ』にご自分を重ねておられたと、別の本で知りました。
オーケストラで厄介者扱いされていたゴーシュが、毎夜セロの練習をしていると、次から次へと動物たちがやってきてはゴーシュに頼みごとをする。
ゴーシュは怒りながら、面倒だなと思いながらも、動物たちのリクエストに応えます。
そして、やがて演奏会で、ゴーシュのセロが絶賛される物語。
中村さんの趣旨は、たしか「だれかから請われてやっただけ」というような意味だったと思います。
なんと謙虚な、謙虚過ぎる。
先日読み終わった中井久夫の本でも、賢治が出てきました。
(以下ワタシの解釈)東北弁の賢治を、標準語に翻訳することについての話で、方言もまた外国語と同様といった内容でした。
実は、和歌山でお年寄りの会話は半分以上理解できなかったんですよ。
なんとなく適当にうなずいていた。
ですから、
「人間関係は勘違いでなりたっている」
という言葉は真実ですね。
それにしても、どの本を読んでも賢治が出てくる。
こんなにも日本中(いや、今や世界規模で)いたるところに賢治がしみ込んでいる。
これって、スゴいことだと思います。
毎月1作品ずつ賢治を読み続けていることの必然。
by cs-nanri
| 2023-03-31 09:14
| 本がなければ
















