2023年 08月 08日
『影の現象学』河合隼雄と『弓と禅』ヘリゲル |
おはようございます。
日没後の海は海チャプの海とは違う表情です。
昨夜、河合隼雄『影の現象学』を読了。
終盤に差し掛かって、数日前に見たアバタローさんのYouTubeとリンクして、軽い興奮を覚えました。
ドイツの哲学者 ヘリゲルの『弓と禅』からの引用がそれです。
そもそも私が河合センセに影響されているために起こる現象だと分かってはいるんですが、タイミングが絶妙過ぎて鳥肌。
欧米の合理主義からすると、日本の師弟関係は「WHY?」の連続だったことでしょう。
言葉や理屈ではないなにか。
ですから「影」、シャドーの捉え方も欧米人と日本人では違いがあると、河合センセは最終章で述べておられる。
自己と影、この二つのせめぎ合い、あるいは折り合いの仕方ですね。
ふと、日中の影と、夜の影、意識して比べたことがなかったなぁ、と。
このところ海チャプの際、砂浜に落ちる己の影は見ていました。
けっこうクッキリしたヤツ、影もまた自己主張が激しそうです。
というより、ワタシの場合、影にけっこう支配されているかも?
特に仕事を止めてからは、影だった部分が前面に出ているように感じます。
わがまま、好き勝手が止まらない、ハハハ。
昨日は思い立って、夕日を見に海辺に行ったんですね。
もう沈んでましたが、残照がきれいでした。
日没後の海は海チャプの海とは違う表情です。
あぁ、海も人もいろんな面を持っているんだなぁ、と小学生みたいなことを思いました。
では、今日もご機嫌元氣な1日でありますように。
by cs-nanri
| 2023-08-08 07:10
| 本がなければ