夏子の排便困難

おはようございます。

8/22アップしました。

ユーフォルビア　ダイヤモンドスノー
昨夜、河合隼雄の『母性社会　日本の病理』を読了。ところどころ覚えているものの、ほとんど理解できていなかった。今更ながら己の忘却力を笑うしかない。観念とイメージの項に、宮沢賢治の『月夜の電信柱』の描写がでてきた。
イメージの世界を知らぬ人は、明確な知識に頼って、不安なく生きている。しかし、実のところ、不安も疑いもないようなところに、しんのおもしろみはないかもしれぬ。
電信柱だって夜中には動いているかもしれない、とイメージすることができるヒトは、それだけ世界が広がり、生命力に幅が出るように思うのだ。
ただし、イメージの世界にかたよりすぎてしまうと、変な人になってしまう。そうした人とたまにちょっとつきあうのは面白いが、日常の暮らしに乱入されるのはごめんこうむりたい。
かたや観念だけのヒトは、ホント面白くない。あと、ストックフレーズだけの会話、テレビの話しかしないヒト。
昨日はYouTubeで朗読夏目漱石の『こころ』を流して、お昼寝。ミステリアスな先生とワタシが出会うのは、夏の海水浴場だ。ふと、『ベニスに死す』の出会いも海辺だったなぁ、なぞと思う。老眼が進む一方なので、猫のように聴覚に重心を置いた五感配分を心掛けてみよう。今日もご機嫌元氣に参りましょう。