2023年 09月 17日
『魂にメスはいらない ユング心理学講義』河合隼雄・谷川俊太郎 |
おはようございます。
雨の日曜日、小豆を焚きながらパソコンに向かっています。
甘いものが欲しくなったとき用のあんこ作り。
先日、唐津産の小豆が手に入ったので、作るのを楽しみにしていたのです。
マイあんこが冷蔵庫にあると安心なのよ~。
さて、昨夜名著『魂にメスはいらない』を読んでいましたら、こんな文章が。
第一講 心の病とはなにか
「自分で悩む力のある人に手出しはしない」から、河合先生の言葉
だいたいぼくは日本人の悩み癖みたいなものはきらいですね。
日本人の悩み癖というやつは、自意識過剰というか反省過剰でいやですね。
袋小路に入ってしまって、何でも私が悪いんですとこうなってしまうでしょう。
だから、ぼくは、一切こちらから価値観を押し付けることをしません。
こんなふうに言う先生は珍しいな、と。
そして、日本人が好きだからこそ、ずっと葛藤し続けておられたんだろうなと勝手に考えた。
ワタシの場合、今にして思うと、十数年間アメリカ人男性と結婚生活、これが、
「オノレが日本人である」ことを容赦なく突き付けられたきっかけです。
それは一神教と多神教、
信仰と関係なくとも、それぞれの風土で育ったものの、どうしても避けられない差異も感じさせました。
以降河合隼雄を道案内にして、日本人のワタシを手探りしてきたように思うのです。
で、いったん日本人のワタシから距離を置いた時期があります。
そのときに、母親からの呪縛から解放された。
同時にサラリーマン生活にも見切りをつけられた。
ですから、離婚はしたけれど結婚の意義はあって、それが大きな転機になったことは間違いない。
普段当たり前にしていることが、外から見たら極めて特異であるパターンは多い。
このことをこころしておく。
頼まれもしないおせっかいをするヒトは、往々にしてこれに氣づいていない。
日本人は悩み癖がある
これだけでも知ってると、いいと思います、はい。
ホント、つまんないこと悩んでいるなぁ、と思いますもん。
それ、起こってもいないのに悩むことかい?
そういうのが当たり前になって、自覚がないと周囲に悪影響です。
ワタシはこういうヒトからはパッと離れます、こうい場合の逃げ足は速い。
まぁ、離れなくても、そういうヒトに振り回されないようにしたいと思います。
by cs-nanri
| 2023-09-17 09:48
| 本がなければ