夏子を胸に抱きながら、ズズさんの最期のときあたりで読んでいた『「子どもの目」からの発想』を読み返しました。
表紙は佐野洋子さんの絵、内容にピッタリの絵です。
付箋がビロビロです。
ピンときた言葉、文章をいくつか書き出しますね。・硬直したマジメは、常識よりも始末が悪い
・叫びは誰かの胸に届いたことが確かめられたとき、作品に変わる転機を持つ
・「個」を大切にする西洋の文明において、襲名に示されるような遠い祖先との結び付きが、個人のアイデンティティを支える
・母親というのものは、子どものこまごまとしたことにはよく氣がつくが、子どもにとってきわめて大切なことには無頓着なことが多い
・「善意」にとりつかれた人は、他人の氣持ちを推し量ろうとすることがない
・出来合いの「模範」は人間の独自性を奪う最大の武器である
・内なる「もう1人の私」の存在を忘れてしまうと、単なる「からだ」になってしまうかもしれない
どうです？ドキッとする言葉がありませんでしたか？
ワタシが常々「いいヒトが苦手」と言っているのは、世間的にいいヒトと言われる人の無神経さ、ジブンのものさしが正しいと思い込み、余計なおせっかいをしてくる煩わしさなどからです。もっとも「己も重々注意しなければ」と苦笑いしながら読みました。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。今週もからだのサインに耳を傾け、ご機嫌元氣に参りましょう。
