2023年 10月 27日
河合隼雄『生と死の接点』 |
おはようございます。
夜は読書の友なっちゃんから、ぬくぬくちぃちぃとお転婆タオ子にバトンタッチ。
やっと内容が分かるようになってきました。
昨夜は「コムニタス」という言葉にハッとし、一生懸命読んでおるです、今。
コムニタスとは「通過儀礼の境界において生まれる特別な人間関係の様式」?
「謙虚さと神聖性との、均質性と仲間意識との混和」があり、
「時間の内と外の瞬間、世俗の社会構造の内と外の瞬間に当面する」?
身分序列・地位・財産さらには男女の性別や階級組織の次元、構造ないし社会構造の次元を超えた、反構造の次元における自由で平等な実存的人間の相互関係のあり方。
うーん、簡単にとらえると「反構造」ってことかしらん。
社会というのは、社会構造とコムニタスというふたつの存在が必要なんですと。
社会や個人の発展にはサイクルがあると。
混沌から秩序が生まれ、やがて秩序が崩壊し、混沌が起き、と続くわけですが、
混沌と秩序の境界あたりが怪しい。
なんつか、ワタシはずっとこのあたりをさまよっているように思うんです。
汽水域とか里山とか、境界好きだしな。
河合隼雄をずっと読んでいるのも、ジブンという人間を知りたいから。
この過程で、「あ、コレ、猫との関係にも当てはまる」といういくつかの氣づきがあるけれど、こちらはボーナスみたいなもの。
制度化されていない状況に生きているという感覚はある。
制度されたものに反発しやすい、ともいう。
社会構造と社会化以前の中間あたりを行ったり来たりしてるんだわね。
不安定だけれども流動性があって、それはそれで性に合ってる。
こんなことをぼわ~と考えて、ちぃちぃを撫でながら、いつの間にか寝ている生活。
by cs-nanri
| 2023-10-27 09:29
| 本がなければ