2023年 10月 28日
10月は黄昏の国 |
おはようございます。
ワタシも、今、このような時期に入っているように思う。
『獣の奏者』のエサル師の言葉。 「老いてもなお、あの若葉の匂いは心をくすぐる。得られなかった夢を悼む氣持など人には見せず、たくさんの欠片を胸に秘めて、老人は何事もなかったように我が道を歩いてゆくのだ」
このような珠玉の言葉を、せっせとノートに書き写しています。
あっという間に土曜日、来週はもう11月とはねぇ。
上橋菜穂子さんが『獣の奏者』について、
人生というものがどれほど速くあっけなく過ぎ去ってしまうものかを実感し始めた人に読んでもらいたい、
と言っておられます。
ホントに、オノレの65年を振り返っても、あっという間でした。
よく20代、30代になった夢を見るのですが、まるで昨日のことのようです。
そして、余談ですが、出てくる家はかならず生家。
長く生きたからといって、人生を全うできるわけではなさそう。
若くして亡くなっても全うする人はいる。
つまり、生まれてから死ぬまでの過程をたどらずとも、すでに人生のすべてを内包している。
若くして老成しているヒトがいますが、アレ、実はみんなあの要素はあるん。
発揮できるか、眠ったままなのか、そうゆうことらしい。
でですね、特に人生の半ばを過ぎたら、忙しさから離れてゆっくり考える時間を持ちたい。
そうしないときっと後悔する。
10月があっという間に終わってしまうのも、人生が終わるのも同じでしょう。
ホントに、ホントにあっという間なのよ。
ノートを読み返しては勇氣をもらう。
あぁ、これを書き写したとき、ワタシはどんな思いだったのか、と考える。
かたわらにいた猫はだれだったのか、と考える。
今、これを読んでいることは、未来にどう繋がって来るのだろうと考える。
今のさいわいに感謝する。
さぁ、今日もご機嫌元氣に参りましょう。
by cs-nanri
| 2023-10-28 09:22
| ピピピッピッ!