2023年 11月 11日
河合隼雄『閉ざされた心との対話 心理療法の現場から 上』から |
おはようございます。
表紙の黒猫さん メンズ茶白ーズ
あ、そうだったのか、と思うことが後から後から出てくるのです。 これまでいかに浅薄な読み方をしていたのかジブン、と突っ込みます。
河合隼雄の井戸を深く、深く掘っていけば、いつか水脈にたどりつくかもしれない。生きているうちにその普遍的な、すべてに通じる水を1滴でも飲めたらなぁ、と。
今日もご機嫌元氣な1日にしましょう。
河合隼雄『閉ざされた心との対話 心理療法の現場から 上』から、抜き書きした文章をいくつか。
・「何を悩めばいいかわかりました」
問題が分からないというのが問題で、解決は問題が見つかることなんですね。
・私自身が教師をしていたのでよくわかるのだが、生徒をよくしたいという気持ちが強くて、つい焦りがちになる。生徒が少しでも悪いことをすると、やめさせようと思う。ところが、子どもの成長過程では「よくなるために悪くなる」、「よいことは最初は悪い形で出てくる」というところがある。
※「生徒」を「猫」に置き換えると分かりやすい。
・自分の中に誰にもふれられない、だれにも言えない、誰にも見せることができないような部分があってはじめて自分なのであって、こちらがそこのところまで入り込もうとするとだめで、そこにいかにふれずに大事に残しておくかが重要だと思うんです。
by cs-nanri
| 2023-11-11 08:30
| 本がなければ