2023年 12月 18日
河合隼雄ワールドのさまよい方 |
おはようございます。
昨日から「宅トレ」を再開しました。
冬、寒すぎてお散歩に行くのが嫌なとき、家の中でからだを動かすのが「宅トレ」。
30分ほどの軽い運動をすると、脳が目覚め、やる氣が出ます。
去年はもっと早い時期からやっていたので、今年はやっぱり暖冬なんですね。
読書も進みます。
河合隼雄『宗教と科学の接点』岩波書店
・たましいについて
・共時性について
・死について
・意識について
・自然について
・心理療法について
こちら、どれも興味深い内容ですが、やや専門的、学究的でしょうか。
ワタシの現状、身の程は、河合センセの対談本が合っているようです。
以前はちょっと難しくて理解不能だった内容なども、対談だとなぜかスーッと頭に入ってくる。
脳が疲れたら対談本、氣力があるときは学究的な本。
そんな感じで行ったり来たりして、河合隼雄ワールドをさまよっておるです。
夕べは南辛坊さんとの共著『心理療法個人授業』新潮文庫を手に取りました。
夜中に大笑いしたのが、この部分。
南さんが友人から相談をされたときの話。
「うんうん」と聞いていればいいのに、余計な一言を言ってしまった、と後で氣づいた南さんは、おのれを振り返って、こう書くんです。
「とんだ紅茶野郎だった」
読んでいた私は「?」となった。
「紅茶野郎」なんて表現あったっけ?
なに、なに、紅茶野郎って?
氣になるでしょう?
答えは「セイロン紅茶」なんでした。
ひとが聞きたいのはセイロンなんかじゃない。
ってわけです。
河合センセは南さんのこの表現に大いに感心します。
でもそれで終わらず、「セイロンは今はスリランカだよね」ってことで、
「オジンはなにもスリランカ」と返す。
こういうやりとりの妙というか、駄洒落の類が大、大、大好きなのです。
本題からずれまくって、駄洒落しか覚えていないということにもなるんだけど、それでもいいぢゃありませんか。
by cs-nanri
| 2023-12-18 09:40
| 本がなければ